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『マインドマップ資格試験勉強法』萩原京二・近藤哲生(ディスカヴァー・トゥエンティワン)



 書評を書くのは何ヶ月ぶりだろうと思うくらい全く書いていなかったのですが、また時間の許す限り少しずつ書いていこうと思います。ボクの書評を読んでくれるみなさんのことを考えながら、またみなさんの本選びに少しでも参考になるように頑張って書きます。これからもよろしくお願いします。

 さて、今回ボクが久々に書評を書こうと重い腰を上げたきっかけになった本が、この『マインドマップ資格試験勉強法』です。勉強法の本でクオリティの高い本にはあまり出会えないのですが、本書はとても実践的で、読んだすぐ後から実行できます。マインドマップを勉強に活かせないかなあと常日頃悩んでいたボクにとっては、満足のいく内容でした。なので本当は本書の存在をみなさんに教えたくないのですが、ボクが感動したことをみなさんに知ってもらいたいと思う気持ちがそれに勝ったので、重い腰を上げました。

 マインドマップは英国のトニー・ブサン氏が考案した「思考を体系化するツール」のことで、巷にはさまざまなマインドマップ関連の書籍が販売されています。みなさんも「マインドマップ」という言葉くらいは少なからず聞いたことがあると思います。またマインドマップがどういうものなのか具体的にイメージできる人も結構いるのではないでしょうか。マインドマップの詳しい説明はここでは省きますが、本書は本家本元のトニー・ブサン氏公認のマインドマップインストラクターが書いた本なので、自己流でマインドマップを習得した方の著作とは違い、信頼が持てます。

 具体的に本書の内容を説明すると、まず勉強の動機付けに多くのページが割かれています。モチベーションの低下で勉強を途中で投げ出してしまわないように、実際にマインドマップを描くことによって、合格への意志を固めることができます。いくらやる気をもって勉強をスタートさせたとしても、途中で逃げ出したくなるのが人の常だと思います。それをどう乗り越えるのか。今までの勉強法の本にはほとんど書かれていなかった動機付けの部分なので、非常にためになりました。次にここからが凄いのですが、できるだけ無駄を省き試験に出るところだけをピンポイントに押さえるための勉強法が具体的に書かれています。ここでのキーワードは「過去問」なのですが、詳しくは本書で確認してみてください。ボクは証券アナリスト1次試験合格に向けて、このメソッドを取り入れて勉強しているのですが、本当に最短距離で勉強できていると日々実感しています。ここまででもお腹一杯の内容なのですが、さらに物事をどう記憶(インプット)し、どう出力(アウトプット)していけばいいのか、またスケジュリングの方法まで網羅されています。まさに勉強法の革新的な本だと思います。

 余談ですが、本書の著者の一人近藤哲生さんは一級建築士の試験に9年間落ち続けたそうです。そんなにも勉強に四苦八苦された方が書いた本なので、必ず読んでためになると思います。ということでボクの評価は★★★★★(すごく良い)です。
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『メジャーリーグで覚えた僕の英語勉強法』長谷川滋利(幻冬舎文庫)



 最近英語を勉強していても全然面白くないので、英語に対する意識を変えようと思い本書を手に取りました。著者の長谷川滋利さんは立命館大学卒業で、学生時代は古田敦也選手とバッテリーを組んだこともあり、ドラフト1位指名でオリックス・ブルーウェーブに入団しました。その後メジャーリーガーとしてアナハイム・エンゼルス、シアトル・マリナーズで活躍し、2006年に現役を引退しました。彼はメジャーリーグで9年間マイナーリーグ落ちを経験せずに投げぬいた非常に優秀な投手です。

 さてそんな彼の書いた本書『メジャーリーグで覚えた僕の英語勉強法』は、彼の英語勉強法の蓄積であり、英語をマスターするには継続した努力が必要だということを再確認させてくれました。なによりも英語に対するモチベーションが上がったことが本書を読んだ一番の収穫だったと思います。さらにこれから具体的にどのように英語を勉強していったら良いのかという方向付けをすることが出来ました。とにかく試行錯誤しながらでも毎日勉強を続けることが英語上達の一番の近道であり、妙薬でもあるのです。当たり前の話ですが、毎日勉強を続けることが今の自分には欠けている点なので、これから何があっても継続するということを頭にしっかり入れておきたいと思います。本書は下手な英語勉強法の本(例えばTOEICで満点を取った私の英語勉強法などの類)を買うよりも、値段も手ごろだし英語学習に対する具体的なイメージが湧きやすいと思います。ページ数も200ページ余りと2時間もあれば最後まで読み通せる分量なのでぜひオススメします。

長谷川式"英語上達のための10か条"
①覚えた単語をその日に使う
②しゃべれない人は恰好をつけない
③とにかく恥をかいてみよう
④胸を張って話してみよう
⑤つまらない教材は捨てる勇気を持て
⑥聞き取りは最初が肝心
⑦ヒアリング・単語の勉強は「発音」の勉強だと思え
⑧助動詞ができれば怖くない
⑨完了形をマスターしよう
⑩自分の英語を「疑うこと」



 この中でぜひ取り入れてみようと思ったのが①覚えた単語をその日に使うです。ボクはピー単で間違ったりわからなかったりする単語は辞書を引いて確認するのですが、その単語が本当に自分のモノになったのかは甚だ疑問です。なので、実際に単語を使ってみることによって使える表現をストックするというのはとても実践的なやり方だなぁと思いました。また⑨完了形をマスターしようとあるように長谷川さんは本書で何度か完了形の重要性を説いています。何でも英語の日常会話では完了形を使うことが非常に多いそうです。それに比べて現在形は使用頻度が少ないのだとか。

 以上長谷川式"英語上達のための10か条"が少しでも気になった方は本書を一読してみてください。TOEICで670点を取ったボクでもまだまだ参考になる本でした。(余談ですが、本書がボクの英語学習のバイブルになったことは言うまでもありません。)




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『ノルウェイの森』村上春樹(講談社文庫)



 ボクは『海辺のカフカ』より『ノルウェイの森』のほうがより現実的な文章で好きです。タイトルにある『ノルウェイの森』はビートルズの曲だそうです。まだ聴いたことはないのですが、本文とはあまり関係ありません。

 本書は「愛」もそうだけれど、「死」について考えさせられる点が多いと思います。『ノルウェイの森』が簡単にどういう話かと言えば、主人公(大学生)の周りの最愛の人が3人も死んでしまう話です。主人公が彼らの「死」をどう受け止め、どう乗り越えていくのか。『哲学の教科書』でも取り上げましたが、「死」とは哲学の最大の問題であり、哲学者も私たちも「死」がどういうものかはっきりわかりません。「死」とはそういうものだから、最愛の人の「死」を受け止め、乗り越えていくには目の前の非常に困難な壁を打ち破らなければなりません。また時間が解決してくれるかどうかはわかりませんが、長い年月も必要だと思います。時には最愛の人を失った悲しみに打ちひしがれ、自分の命を絶ってしまうことあるかもしれません。JR福知山線の脱線事故で夫を失った妻が、夫の「死」に耐え切れられず、自らの命を絶ったケースもあるのです。でも本書の主人公は最愛の人の「死」を受け止め、明日も生きていこうと決心します。彼らの死んだ分まで自分が生きていくんだと。ボクも二十歳のときに幼馴染の女友達を交通事故で亡くしています。また彼女の他にも小学校のときには同級生の男の子が、中学校のときには同じ陸上部の女の子が共に交通事故で亡くなっています。そのたびに彼(彼女)らの分まで頑張って生きていこうと心に誓ったものです。今でもその気持ちは変わりません。

 「「死は生の対極にあるのではなく、我々の生のうちに潜んでいるのだ」たしかにそれは真実であった。我々は生きることによって同時に死を育んでいるのだ。しかしそれは我々が学ばなければならない真理の一部でしかなかった。(中略)どのような真理をもってしても愛するものを亡くした哀しみを癒すことはできないのだ。どのような真理も、どのような誠実さも、どのような強さも、どのような優しさも、その哀しみを癒すことはできないのだ。我々はその哀しみを哀しみ抜いて、そこから何かを学びとることしかできないし、そしてその学びとった何かも、次にやってくる予期せぬ哀しみに対しては何の役にも立たないのだ。」(ノルウェイの森(下)p253)この文章が一番ボクの心に訴えかけた文章です。死は生の対極ではなく、生のうちに潜んでいるもの。言い換えれば、誰でも死と隣り合わせに生きているということ。普段私たちは「死」というものを意識していないだけで、その「死」が自分、または周りの人にいつ訪れてもおかしくないと考えると何だかやるせない気持ちになります。でも人間「死」があるからこそ今を一生懸命生きようと考えるのでしょうね。やっぱり不老不死は嫌です。




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『竹中式マトリクス勉強法』竹中平蔵(幻冬舎)



 ボクはこの本を読んで竹中平蔵さんのファンになりました。とは言っても彼の著作はまだ2冊しか読んでいないのですが。昨年の暮れ大学の友達が竹中さんの講演会を見に大阪に行ったのですが、ボクは講演会に行きませんでした。講演会があることは日経で知っていたのに、完全に出遅れました。それはさておき『竹中式マトリクス勉強法』とはタイトルにもある通り、マトリクス(座標軸)に勉強を分類し、現在の自分の立ち位置を確認し、目標を明確にする。そしてその目標に向かって不断に努力する勉強法です。決して勉強には王道はありません。基本に忠実にいかに努力を続けられるかが、今後自分の人生を大きく左右するのです。本書によれば、勉強には天井のある記憶勉強(社内試験、資格試験、TOEIC、入学試験など)・趣味勉強(茶道、武道の資格、ダイビングのライセンス、趣味の検定など)と、天井のない仕事勉強(経済学、金融工学、英会話など)・人生勉強(教養や人間力を高める勉強、古典、音楽など)があり、自分は何を勉強したいのかをこのマトリクスに落とし込んで計画を立てる。目標から逆算して計画を立てるのがポイントだそうです。勉強をマトリクスの観点から見てみると、今後のビジョンがよりクリアになりますね。

 マトリクス勉強法の骨子の後には、竹中さんが実践している具体的な勉強法が書かれています。特に英語、経済学に対してはより詳しく書かれているので参照してみてください。ボクが読んだ感想としてはあまり真新しいことはなく、基本の確認程度でしたが、本書を通して竹中平蔵がいかに竹中平蔵になり得たかがよくわかりました。勉強法に悩んでいる人がいたら本書を読んで基本に戻ってみるのも良いかもしれません。あと一つ、成毛眞さんの著書『本は10冊同時に読め!』にも同じことが書かれていたのですが、自分のこだわりを持つことが大事だそうです。「「こだわりを持つこと」は、自分にとってのアンカー(錨=いかり)を持つことに他ならないからです。アンカーがあれば、人間は考えがブレることがありません。畢竟(ひっきょう)、こだわり=アイデンティティなのです。ところが、このアンカーがないと、自分にとっての軸がないため、多数派に付和雷同したり、よくない悪癖に耽溺したり、はたまたカルト集団のような宗教にのめり込んだりと、アイデンティティを喪失しがちです。そうならないためにも、私は些細なこと、とるに足らないことにも、こだわりを持つのは重要だと思います。」ちなみにボクのこだわりは、毎日コーヒーを飲むことです。

『竹中式マトリクス勉強法』について竹中平蔵、鶴岡弘之両氏対談
「経済再生のためにもっと勉強を」-『竹中式マトリクス勉強法』(竹中平蔵著)




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『経済ってそういうことだったのか会議』佐藤雅彦・竹中平蔵(日経ビジネス文庫)



 初めて経済学を学習する人向けの本です。また経済の本質に迫った本なので、経済学をしっかり学ばれた方にも満足のいく内容でしょう。ただミクロ・マクロにはあまりつっこんでいないので、短期間で経済学を極めようと意気込んでいる方は、早々と経済学の専門書を読まれることをおススメします。ちなみにボクは試験攻略新経済学入門塾 1 マクロ編 (1)試験攻略 新・経済学入門塾〈2〉ミクロ編で学習しています。話を戻しますが、独学で経済学をかじった程度のボクには非常に分かり易く、なるほどなーと納得させられる箇所が多分にありました。本書は慶應義塾大学教授の佐藤雅彦さん、竹中平蔵さんによる共著で、本文の始めから終わりまで会話調で書かれていて、難解な用語はしっかり定義されているので初学者にはとっかかり易いです。

 ところで我が国日本で所得税を納めていないサラリーマンは全体の何%だと思いますか。実にサラリーマンの約30%が所得税を1円も払っていないのです。言い換えれば、残り7割の人が高い所得税を払わされている。月40万円もらっている人でも所得税ゼロが現状だそうです。いくら所得税には累進課税が適用されるといっても、より多くの価値を生み出した人、つまり所得を多くもらっている人ほど税金が高くなっていくシステムは公平ではないと思います。これでは働けば働くほど税金をもっていかれてしまうので、頑張った人の勤労意欲をそぐことにもなりかねないと思います。そこで本書で竹中平蔵さんが提案している税のあり方は、「人頭税」に一本化すること。立命館で公認会計士講座を受講している友達も「人頭税」に一本化すべきだと主張していました。どこで仕入れたネタなのかはわかりませんが(もしかしたら友達も本書を読んでいたのかもしれない)、彼が自分で考え出したのなら本当に凄いことだと思います。それはさておき、「人頭税」とは国民一人ひとりの頭数に等しくかける税金です。たとえば、ボクも隣の社長さんも毎月一律1万円の税金を払うといった具合です。税の三原則は「簡素・公平・中立」であると本書に書かれていますが、「人頭税」ならこの三原則を満たすことができる。今日からボクは「人頭税」推進派になろうと思います。

 こういう面白いことが他にもたくさん書かれています。ボクが一番興味深かったのはやはり税金の章。この章は絶対に一読する価値ありだと思います。

佐藤雅彦さんとは
佐藤雅彦-Wikipedia

竹中平蔵ホームページ
竹中平蔵公式ウェブサイト




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大学受験の武器
記憶術 新・原口式記憶術

大学受験は知識量の差が合否を分けると言っても過言ではありません。 感覚的には基礎7割、応用3割。 出るところに的を絞り、基礎知識を徹底的に頭に叩き込めば、基礎の7割で点数を落とすことはありません。 それだけで世の中のほとんどの難関大学に合格できてしまいます。 基礎を侮ることなかれ。 記憶術をマスターすれば、物事を抜群に記憶できることは勿論のこと、頭の引き出しにしまった知識を素早くアウトプットできます。 大学受験だけでなく、それこそ死ぬまで役立つ一生ものの知的財産が身につくのです。

同志社大学商学部を1点差で不合格になった私ですが、受験時代に記憶術に巡り合えていれば、人生が変わっていたかもしれません。

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